次世代病原体除染の研究成果が「Natureジャーナル」感染症特集で広報されました。Research results on next-generation pathogen decontamination were publicized in the "Nature Journal" special issue on infectious diseases.
当社、株式会社インターリンクスの研究コラボレーションパートナーである株式会社シーライブ(Sealive Life Science Division, Sealive.Inc.)が、この度、主体研究として長年開発してきた「次世代病原体除染システムBiovector」に関する研究成果を、科学誌『Natureジャーナル』にて特集記事が掲載されました。
株式会社シーライブは、宇宙航空分野の電子回路技術において高く評価されている企業であり、核酸分解能99.99%以上というDNAレベルの除染技術においても多くの研究成果を積み重ねてきた気相制御除染のパイオニアでもあります。
『Natureジャーナル』Nature Index Infectious Diseases
特集名:Nature Index 感染症特集10月28日号「The next milestone in sterilization」
リンク(掲載ページ)The next milestone in sterilization (nature.com)
次世代病原体除染システムBiovectorは、核酸分解可能な複合ガスに依る除染技術であり、新型コロナウイルス対策、感染性ウイルスや病原微生物(病原体)核内の核酸を分解し効果的に失活させるシステムです。
Biovectorの新型コロナウィルス(SARS-CoV2)への有効性は、ウイルス減少率99.994%(TCID50)として確認されています。
本システムは、クリーンエリアの汚染防止、バイオハザード設備の除染に適用可能で、パスルーム、P3施設で活用されています。そして、HEPAフィルター付着病原体、浮遊病原体を室温域で失活可能で動物施設、検疫室、製剤製造現場の滅菌バリデーション場面などでも導入されています。同時に、核酸コンタミネーション防止、核酸飛散浄化、ウイルスクリアランスを必要とする場面の研究施設や工場、特殊用途への適用も対応致しています。
本システムは、養生や清拭が不要な運用が可能であり、電子機器やメモリーなどの殺菌が可能です。したがって、クリーンエリアに持ち込めるアイテムが増え、滅菌処理後の人的労力が大幅に低減されます。
本システムの除染対象施設や空間の除染実施後の効果判断は、核酸分解評価によるサロゲート法により速やかな判断が可能になっています。
本システムの導入や核酸を分解しDNAフリー・RNAフリーの無菌環境に関するご相談
株式会社シーライブ・ライフサイエンス事業部(公益財団法人えひめ東予産業創造センター内
TEL:0897-66-1085,FAX:0897-66-1082
お問合せページ https://www.sealive.co.jp/sterix/にお気軽にご相談ください。
以上。